加齢でシワは避けられないの?シワができにくい暮らし方は?

気づいたらできているシワ。とっても気になりますよね。

シワにもほうれい線や乾燥ジワなど、さまざまな種類があります。

そのシワは本当に加齢によるシワなのか、それとも乾燥などスキンケアからくるシワなのか、まず違いについてご説明いたします。

シワには表情ジワと乾燥ジワの大きく分けて二種類あります。

表情ジワとは、目尻や眉間、額、ほうれい線などにできるシワのこと。

若い頃は表情を作った時にだけできていたシワも、加齢により無表情の時にも残った状態のものを表情ジワと呼びます。

表情ジワも、笑いジワと怒りジワのように、無表情なのになんとなく笑っているような顔になったり、なんとなく怒っているような顔になったり、シワによって印象が大きく変わってしまいます。

また乾燥ジワは、新陳代謝の低下や角質層の水分量の減少によりできるシワです。

こちらも細かく分けると二種類あり、表皮性ジワと真皮性ジワがあります。

表皮性ジワは別名ちりめんジワと呼ばれており、乾燥肌の方の額によく見られるのですが、浅くて細かいことが特徴です。

こちらは若い人にも見られるシワですが、加齢により目の下や目尻などにもできることもあります。

しかしこの乾燥ジワの場合は、スキンケアにおいて、肌の水分量を高めるようなケアをしてあげることで改善の傾向がみられます。

もう一つの乾燥ジワ、真皮性ジワですが、これは真皮の中でハリを保つ働きをするコラーゲンやうるおい成分の減少により、弾力が失われることで出来る深いシワのことです。

こちらは紫外線が主な原因だといわれていますが、このシワの深さはとても深いため、一番目立つシワといえるでしょう。

加齢に伴ってできるシワには以上、大きく分けて2種類ありました。

この表情ジワ、乾燥ジワのどちらにもいえる原因として、加齢に伴う肌のコラーゲンなどの減少、肌の代謝(ターンオーバー)が鈍ることによる保水力の低下、乾燥、紫外線があげられます。

シワの種類についてまず説明いたしましたが、そもそも肌の仕組みを理解していないと、対策のしようがありません。

次に肌の仕組みと、なぜ加齢によって肌にシワができやすくなってしまうのかご説明いたします。

まず肌の皮膚は、表皮と真皮で成り立っており、真皮の上に表皮が乗っているという構造です。

表皮の一番上の層を角質層と呼び、これが外界に接する部分です。

真皮にはコラーゲンやエラスチンといった線維があり、またこれらの間を埋めるゼリー状の物質、ヒアルロン酸などがあります。

真皮は若々しさを表す部分で、肌の弾力やハリをつかさどっており、つまりコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の状態によって左右されます。

これらがうまくいっていないと、出てくる悩みとしてハリがないことやたるみがないといったものがでてきます。

また真皮には毛細血管が流れており、この血液から栄養素を表皮に運びます。

表皮は細かく分かれて4層から成り立っています。

一番下の層に真皮から血液由来の栄養素を貰い受け、細胞分裂が始まります。

この始まりが、ターンオーバーの最初の段階で、この時点では赤ちゃん肌の状態です。

この赤ちゃん肌が、表皮の二番目の層、三番目の層に行く間にどんどん分裂していく中で、ケラチンというたんぱく質とNMFという天然保湿因子が生成されます。

この天然保湿因子の周りを固めるのがセラミドという角質細胞間脂質と呼ばれるものです。

これらが肌の表皮を作る部分で、ケラチンは表皮の一番下から一番上に行くまでの間、細胞分裂の過程で核がなくなり、死んだ細胞となります。

従って、一番上の角質層はケラチンで満たされた死んだ細胞の集まりであり、これらが剥がれ落ちることをターンオーバーと言います。

この赤ちゃん細胞が生まれてから角質細胞が剥がれ落ちるまでの期間(ターンオーバー)は、正常だと28日間ですが、加齢に伴い30日、40日などと伸びて行きます。

表皮の働きとしてはうるおいやキメを整える働きがあり、ターンオーバーがうまくいかないと乾燥やニキビあとが治らないことや、シワやシミの原因になります。

ターンオーバーにより保湿因子がつくられますので、これが滞れば肌は乾燥し、肌が乾燥すればシワのできやすい肌になってしまい、ターンオーバーは加齢に伴って滞るので加齢ジワは実は仕方がないという意見もあるようです。

以上が肌の構造についてでした。

この構造を理解した上で加齢によるシワを日常生活において改善させる方法ですが、表情ジワにおいては顔の筋肉を動かすように意識することが大切です。

例えばいつも同じ顔をしている、と感じたら、「あいうえお」をわざと大きな口を広げてやってみるといいでしょう。

また、乾燥ジワについてですが、ちりめんジワには保湿成分が効果的です。

これらにはセラミド配合の保湿美容液などで角層に水分を与えつつ、クリームなどで油分もプラスしておくことで対処できます。

また、肌を丸ごと活性化させるマッサージも効果的です。

ターンオーバーに滞りが原因のシワには、ターンオーバーを正常に促すため、肌の代謝をあげるような働きかけを行う必要があります。

その方法としては、マッサージがいちばん有効です。

なぜなら肌全体の血液循環や、真皮の代謝(元気を出させる)、皮膚を作る表皮細胞などをまとめて活性化できるので、総合的なアンチエイジング効果が期待できます。

しかし自己流のマッサージだと、肌に摩擦が起こって逆に肌に負担をかけてしまう場合がありますので、コツとしてはたっぷりのマッサージクリームを使って人差し指と中指でくるくると肌を撫でるようなイメージでやってみてください。

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また、加齢によるシワには皮膚の組織が活性酸素により酸化されて起こるものもあり、活性酸素は紫外線を浴びることで増えるといわれています。

この活性酸素が増えることで、コラーゲンを作る働きが弱くなります。

従って、活性酸素に対しても対策が必要です。

これには紫外線を浴びないということが大切で、UVカットをしっかりと行い、毎日日焼け止めを塗ったり、日傘をさしたり、アンチエイジング化粧品などを使ったり、また紫外線は肌の水分を奪う働きもしますので、皮膚の水分量をあげるようなスキンケアを行うことも必要です。

一度できてしまったシワを完全に消すのは至難の業なので、今のうちからしっかり予防・対策し、できてしまったシワにも対処法はありますので、以上のことを試してみてくださいね。

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